令和2年度 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 15 29 56 92 161 255 590 950 456
 令和2年度上白根病院における退院患者数につきましては、コロナ禍の影響を受け、前年比で12.7%(378人)減少しております。年齢別構成で見ますと、70歳以上の患者さんが全体の76.7%(前年77.0%)となっており、横浜市旭区における高齢化が顕著に表れております。予定入院の割合につきましては19.5%(前年19.7%)とほぼ前年と同数を示しており、病院全体として可能な限り検査、手術に取り組んできた成果だと考えております。
 当院はスローガンでもある「地域の中心となる病院として、いつでも安心できる医療を心を込めて提供する」を掲げ、地域医療への貢献に努めて参りましたが、感染状況を鑑み、受け入れ制限を行わなければならない状況も度々ございました。幸い、院内感染やクラスターを起こすこともなく、医療体制を提供し続けられたことが我々の救いでもあります。
 新型ウィルスとの共存は我慢の連続でもありますが、ガイドラインや感染対策などが明確になる中で、当院としても出来る限りのことを果たして参りました。今後も、継続して地域医療を担っていくためにも、職員一同、力の限りを尽くして邁進して参ります。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 214 18.91 20.51 9.35 85.88
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 104 17.50 17.23 6.73 86.79
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 104 3.49 2.66 0.00 70.16
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 99 13.24 13.00 10.10 81.33
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 50 9.90 9.53 2.00 80.00
 2020年の入院は誤嚥性肺炎が最も多く次に心不全、さらに大腸内視鏡治療、尿路感染症、胆道系感染症の順となっています。患者さんの平均年齢は85才以上と超高齢者であるのに加えて、心臓病、脳血管障害、認知症、糖尿病、高血圧症、整形外科疾患といった厳しい持病をかかえている患者さんがほとんどでした。したがって、治療だけでも大変なのに入院前の生活まで回復できることは容易なことではありません。当院ではそうしたことを考慮した患者さんひとりひとりの病状に合わせた治療、リハビリを行い、退院後の在宅復帰へ向けての支援やリハビリ施設への転院介入にも力を入れています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 43 4.33 4.86 0.00 72.12
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 11.92 9.08 0.00 74.54
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 7.63 7.23 5.26 65.68
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 17 20.18 16.19 11.76 78.65
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 17 5.59 5.44 0.00 42.29
 外科領域で入院、手術治療を要するものは消化器疾患が中心となります。
 地域に密着した急性期病院として虫垂炎や急性胆嚢炎、腸閉塞の入院、緊急手術症例を積極的に受け入れています。手術症例では患者さんにストレスの少ない腹腔鏡手術を積極的に導入しております。
 悪性疾患では胃癌・大腸癌を中心に腹腔鏡手術や化学療法など集学的治療を行っております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 171 36.64 25.09 26.32 84.26
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 105 27.96 18.81 17.14 82.73
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし 21 31.67 19.06 38.10 82.00
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 20 20.75 15.03 15.00 73.15
070350xx99x0xx 椎間板変性、ヘルニア 手術なし 手術・処置等2なし 19 11.89 9.90 5.26 53.47
 骨折は非常に多い疾患ですが、当科では股関節大腿近位骨折に対するご高齢の患者さんが多く、平均年齢が84.26歳と超高齢な患者構成になっております。近年、内科的合併症(心疾患など)を持った患者さんが増加傾向にあるため、内科医・麻酔科医と連携し、安全に手術が出来る体制を整えておりますが、全国の平均在院日数が25.09日なのに対し、当院は36.64日と約11.6日長くなっております。高齢化に伴う退院調整の困難さも要因と考えられますが、急性期医療からポストアキュートに移行するタイミングを見極め、地域包括ケアシステム(竹山病院)との連携を密にする必要性があります。医療の役割分担を明確にするとともに、地域に即した医療提供を目指しております。
 次いで、当科ではご高齢の患者さんの圧迫骨折が多くなっております。胸椎・腰椎圧迫骨折は脊椎圧迫骨折の一種で、外部から加えられた圧迫する力によって脊椎の椎体と呼ばれる部分が潰れてしまうことによって起こる病態です。頻度としては、第11~12胸椎と第1腰椎の移行部に多発するとされております。圧迫骨折は基本的には骨の強度(密度)が低下している高齢者や女性に多いと言われております。基本的な治療法は、保存治療となりますので、コルセットを着用し骨が形成されるまで患部の固定と安静が必要です。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060×2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 20 18.25 15.64 35.00 75.45
030410xxxxxxxx めまい(末梢前庭以外) 14 3.36 5.09 0.00 60.64
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 14.00 8.18 10.00 80.10
010060×2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 15.54
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 9.68
 地域の二次救急病院として、脳梗塞や脳出血などの脳卒中、頭部外傷、てんかん発作、めまいや頭痛などの疾患を広く診療しております。
 脳卒中は急に発症する疾患で、意識障害や半身の麻痺・痺れ、呂律障害などの症状を起こします。診断と治療は時間勝負で、当院では早期診断、早期治療を心がけております。また早期よりのリハビリテーションも当院の特徴です。頭部外傷では、最近は高齢者の外傷患者が多く、特に抗血小板薬や抗凝固薬などの血液をサラサラにする薬を内服されている患者さまには、積極的な検査を行っております。また慢性硬膜下血腫についても、手術治療を行っております。めまいについては、頭位変換性めまいなどの内耳性めまいが多い傾向がありますが、時に脳梗塞や一過性脳虚血発作、不整脈や心臓弁膜症など、専門的な治療が必要な患者さんが含まれており、積極的に入院治療を行っております。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 6.49
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 6.30
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 5.65
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 4.95
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 8.97
 2018年度より白内障手術は原則的に日帰り手術に変更となっております。
 全身状態が不良な方・認知症により手術中の安静維持が困難な方・亀背(背中の曲がり)などにより手術中の仰臥位(仰向け)保持が困難な方など特別な理由がある方は入院の上、全身麻酔での手術加療を行っております。その他に、網膜剥離や黄斑前膜などの網膜疾患の方にも手術加療を行っております。
 また、2021年度より糖尿病網膜症や網膜分枝静脈閉塞症、加齢黄斑変性症に対する抗VEGF療法もより清潔な環境で行えるよう手術室にて加療する事と致しました。
今後も、引き続き地域の皆さまのQOV(Quality Of Vision:見え方の質)向上に貢献できるようスタッフ一同、努力して参ります。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 10 1 6,8
大腸癌 10 21 21 1 6,8
乳癌 1 8
肺癌 1 6
肝癌 1 6,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 当科は横浜市立大学医学部外科治療学教室の関連施設として、主に消化器外科領域の専門医による診療を行っております。同教室の関連施設である神奈川県立がんセンターとも連携し、最新の知見をもとに、それぞれ背景の異なる患者さんに最適な治療(手術療法および化学療法)を提供いたします。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 37 13.68 81.54
重症 26 13.54 82.46
超重症
不明
 市中肺炎とは自宅で生活していた人がかかる肺炎ですが、高齢者の場合、時として、意識障害、血圧低下、低酸素血症などの重大な症状を伴い、命にかかわるほどの重症肺炎となることもあります。軽症であれば1週間程度の入院で済みますが、高齢者の場合は中等度以上の肺炎が90%以上を占め入院日数も2週間以上かかっております。また重症、超重症患者さんの平均年齢は85才以上であり、高齢が重症化の要素であり、早目の対応、早期診断治療が必要です。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 76 23.07 79.18 18.29
その他
 脳梗塞は、脳の動脈が突然詰まることにより、急に意識障害や半身の麻痺・痺れ、呂律障害を起こす疾患です。いわば脳が窒息した状態であり、診断と治療は一刻を争うものです。当院では、脳神経外科、脳神経内科、リハビリテーション科がチームを組み、迅速な診断と治療を心がけ、積極的な早期リハビリテーションを行っております。リハビリテーションは、運動機能の回復を目標とした理学療法や、日常生活動作能力・高次脳機能障害の回復を目的とした作業療法、言語機能や摂食機能の回復を目的とした言語聴覚療法など、総合的に機能回復をめざしたリハビリテーションを行っております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 98 1.16 1.32 0.00 70.19
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 69 2.77 9.68 4.35 81.87
K654 内視鏡的消化管止血術 23 1.70 12.91 17.39 78.57
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 16 8.81 16.25 37.50 77.25
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術
 当院ではスクリーニングの下部消化管内視鏡検査時に院内での規則に則り、その場でポリープを切除しております。上記基準よりも大きいポリープなどは後日入院下での切除を行っております。
 地域がらもあり当院へ来院される患者さんに消化器内科の疾病が多く、必要であれば可能な限り緊急内視鏡を実施しております。急性胆管炎に対するERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)での胆道ドレナージや吐下血に対する内視鏡的止血術などを中心に行っております。
 その他、外来や近医の先生方より内視鏡治療依頼を受け、総胆管結石、癌などによる閉塞性黄疸に対しての待機的ERCP、早期胃癌に対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、食道静脈瘤に対してのEVL(内視鏡的静脈瘤結紮術)なども併せて行っています。また、加齢による経口摂取不可能な患者さんに対しての内視鏡的胃瘻造設術(PEG造設)も適応を選別し行っております。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 34 1.71 6.53 2.94 70.18
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 32 1.16 2.28 0.00 71.81
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 21 6.43 14.19 14.29 76.71
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 17 1.00 3.59 0.00 42.29
K6335 鼠径ヘルニア手術 12 1.00 2.92 0.00 74.33
 当院では良性疾患(鼠径ヘルニア、急性虫垂炎、急性胆嚢炎)に対して患者さんにストレスの少ない腹腔鏡手術を積極的に導入しております。
 悪性疾患では全国的な傾向と同様、大腸癌が増加しております。当院では消化器癌においても腹腔鏡手術を積極的に行っておりますが、高齢化に伴い進行癌として発見されるものも多く、依然として開腹手術も多く行われております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 149 5.12 28.42 21.48 82.60
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 53 6.57 27.92 30.19 82.66
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 43 3.26 18.05 4.65 69.70
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) 26 2.42 8.77 0.00 52.85
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) 14 0.93 1.43 0.00 52.21
 当科では、股関節大腿近位骨折に対して、骨折観血的手術・人工骨頭挿入術がおこなわれております。疾患に対して、在院日数が全国平均よりも長い傾向にありますが、超高齢者が多く内科的合併症(心疾患など)を持った患者さんが増加傾向にあるため、内科医・麻酔科医と協力し、安全に手術出来るような体制を整えております。股関節大腿近位骨折とは股関節の骨折でありますが、骨折した部位や状態によって手術手技が異なります。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術
 慢性硬膜下血腫は、軽微な頭部外傷をきっかけに、脳の表面に微量の出血と脳脊髄液が溜まり、その血腫が脳を圧迫して傾眠などの意識障害や半身麻痺などの症状を起こします。高齢者の増加に伴い、慢性硬膜下血腫の患者さんが増加しております。特に脳梗塞や心筋梗塞などの基礎疾患がある方は、抗血小板薬や抗凝固薬などの薬を内服されている場合が多く、出血性の合併症が増えております。当院では慢性硬膜下血腫の手術と早期のリハビリテーション、肺炎などの合併症予防を行っております。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他)
K281 増殖性硝子体網膜症手術
 白内障は、水晶体というカメラのレンズに相当する部分が、主に加齢性変化により混濁することで見えにくさを生じる疾患です。この症状は手術以外の方法では改善できません。当院の手術は白内障手術を中心に硝子体手術(網膜剥離・黄斑前膜・黄斑円孔などの網膜疾患に対する手術)を積極的に行っております。また、糖尿病網膜症や網膜分枝静脈閉塞症、加齢黄斑変性症に対する抗VEGF療法も積極的に行っております。
 眼瞼下垂の手術は現在、当院では行っておらず、連携しているクリニックへ紹介させていただき対応しております。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる 12 0.46
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
 敗血症は感染症によって引き起こされた全身性炎症反応です。高熱、脈、呼吸数の増加、血液検査の白血球数を基準に診断します。原因となる感染症は肺炎、腹膜炎、肝胆道感染、髄膜炎、尿路感染症など多岐にわたります。全身に菌がばらまかれる菌血症の状態なので早期に血液検査で病原微生物を同定する必要があります。診断が遅れると腎臓、肝臓など重要臓器の障害や血圧低下が進行し血液が酸性に傾き多臓器障害に陥ってしまうので早期受診と診断が望まれます。

更新履歴

2021.9.22