竹山病院は昭和46年より、地域の皆様と激動する社会のなかを共に歩んで参りました。
人が変わり、社会が変わり、医療に求められることも変わり続けるなか、“家族のような身近な存在として、地域のかかりつけ病院になる”というスローガンを胸に、今日も医療・福祉に向き合っております。およそ半世紀の間、この地域で医療・福祉に取り組んでこれたのは、職員、何よりも地域の皆様、多くの医療関係者の皆様のご支援とご理解によるものであり、改めて厚く御礼申し上げます。
竹山病院は平成31年4月より、全床(64床)を地域包括ケア病棟として機能しています。地域包括ケア病棟は『住み慣れた地域で最期まで暮らし続けることができること』を目的とした地域包括ケアシステムを支える役割を担っています。我々が地域包括ケア病棟へ全床を転換させ、“地域包括ケア病院”となったのは、この地域の医療を支えたいという決意です。この街が在り続け、誰もが安心して暮らし続けるためです。もちろんそれには、今まで以上に“連携力”を高めていかなければなりません。院内の多職種、地域の皆様、院外の医療関係者の皆様と、緊密な関係を構築・発展させていきたいと考えております。そして、地域の皆さんに“家族のような身近な存在”と思って頂ける“かかりつけ病院”になれるよう、地域と深く解り合い、地域の社会基盤のひとつとして、皆様のお役に立てるよう努力していく所存です。何卒、宜しくお願い致します。