病院機能向上委員会

多職種連携による病院機能向上の取り組み

上白根病院では、病院機能の向上及び医療の質向上を図るため、平成29年4月より病院機能向上委員会を設立しました。コメディカルや事務を中心にチームをつくり、テーマに対して約1年間を通してPDCAサイクルで改善運動を行ない、現場の知恵と多職種連携で、現場に最適な方法を見つけます。

短期的な収益の改善ということではなく、病院がこれから取り組まなければいけないこと、変わらなければいけないこと、当然やっておくべきことをしっかり行い、あるべき医療体制を作っていくこと(医療の質向上)を目的としています。

今年度の取り組み

第3回(令和1年度)病院機能向上委員会 活動テーマ

テーマ 主な取り組み内容
NST 算定要件になっているスタッフ以外にも事務・コメディカルを配置することで、院内に対し広くNSTを浸透させる。
入院時支援加算 各病棟のリンクナースとともに、入退院支援について院内に理解を深めさせる。加算算定に至る人員、環境を整備する。
BI(Bathel IndeX) リハビリテーション科と看護部が共通指標を用いて評価できるようにする。患者情報を共有することで早期離床、ADL低下予防を目指す。
地域医療貢献事業 院内セミナーを継続して実施するための取り組み。前年の問題点を明確にし、定期的に開催する流れを構築する。
医療ネットワーク推進 急性期治療を終えた患者を地域のかかりつけ医へ逆紹介を推進するために患者に理解を深めさせるとともに、院内の体制を整える。
画像レポート
連携システム
導入いただいた施設へのフォローを行うとともに、放射線科内にて外部へアプローチできるスタッフの育成を試みる。
広報事業 ホームページのリニューアル、病院広報誌の作成、フェスティバル開催等、院内の取り組みをアウトプットし、定着させる。

成果発表会

毎年1月に、当院職員全員を対象に各チームの取り組み成果を学会形式で発表しています。
終了後は委員会メンバーで慰労会を行い、職員同士の交流を深めることで今後の院内連携強化にもつなげています。

学会発表

病院機能向上委員会での取り組みを学会で積極的に発表しています。

第20回日本医療マネジメント学会学術総会(2018/6/8〜9)

発表演題
  • 【優秀演題賞】多職種連携による病院機能向上のための取り組み(佐藤 新司)
  • 救急医療指数向上の為に~医事請求に対する更なる精度向上を求めて~(久木田 浩二)
  • リハビリテーション科の活動事例Part1~算定率向上に対する取り組み~(小出 尚弥)
  • リハビリテーション科の活動事例Part2~取り組みに対するスタッフ管理~(石原 純子)

第44回日本診療情報管理学会学術大会(2018/9/20〜21)

発表演題
  • ファシリテーターとしての診療情報管理士の役割(佐藤 新司)
  • データ活用による経営改善の取り組み(小野 鈴実)

第21回_日本医療マネジメント学会学術総会(2019/7/19~20)

発表演題
  • 病院機能向上委員会の取り組みPart1~経営企画室長の立場から~(佐藤 新司)
  • 病院機能向上委員会の取り組みPart2~総務課長の立場から~(藤澤 悠介)
  • 【優秀演題賞】病院機能向上委員会の取り組みPart3~医事課長の立場から~(久木田 浩二)

第45回_日本診療情報管理学会学術大会(2019/9/19~20)

発表演題
  • 診療情報管理士としてファシリテーションについて考える(佐藤 新司)
  • 多職種連携で取り組む業務改善プロジェクトに参加して(小野 鈴実)
  • 多職種連携による眼底カメラの件数増加に向けた取り組み(平賀 友美)

第61回_全日本病院学会(2019/9/28~29)

発表演題
  • 多職種連携による病院機能向上の取り組み(佐藤 新司)
  • 多職種連携におけるリハビリテーション科の取り組み パート1(近藤 咲紀)
  • 多職種連携におけるリハビリテーション科の取り組み パート2(永野 智之)
  • 多職種連携で取り組んだセミナー活動の成果(野地 崇)
  • 当院におけるICTシステムの導入後の取り組みについて(堀間 久彦)