2014年1月に5階建ての新病棟が完成。
東日本大震災の教訓を生かし、免震構造を大規模災害時の拠点となり、医療を継続できる病院を目指して工夫を施しています。
建物下部に設置した免震装置の働きにより、地震の揺れが建物に伝わりづらく耐震安全性の高い構造形式です。免震構造は、地震時に水平にゆっくり揺れるため、構造体の損傷や家具・備品の転倒をおさえます。
建物の柱・梁などで地震の力に対抗する一般的な耐震構造と比較し、より安全・安心な建物です。
毎年1回、病院長以下多数の職種の職員が参加する震災・火災を想定した実践的な訓練を行っています。消防局職員の方に参加いただき、直接指導を受けながら訓練を行なっています。
広域災害が発生し、電力・ガス・水道等の外部のインフラ機能が停止した場合でも、非常用自家発電機の稼働、手術室・ICU・救急処置室など、わずかな停電も許されない診療エリアに無停電電源(蓄電装置)を供給しています。
その他、受水槽による水道水の備蓄や非常食・簡易トイレ等物資の備蓄などを行なっています。