上白根病院は1987年に横浜市旭区に開設し、地域の急性期医療を担っています。
「何かあったら上白根病院」と地域の皆さまに頼られ、信頼される病院であるために24時間365日救急対応も行っています。
看護部では、「頼れる病院・誇れる病院」であるために、職員ひとり一人が「思いやりの心」を持ち、職員全員が地域医療を支えるという使命感を持って取り組んでいます。
「クリティカルケア」「高齢者ケア」「地域連携」は当院に求められる役割であり、それぞれの核となるのは看護職であると考えます。そのためにも看護実践の4つの力(ニーズをとらえる力、ケアする力、意思決定を支える力、協働力)を最大限に発揮できるよう、クリニカルラダーも活用しながら人材育成に努めています。
「頼れる病院」になるためには、確かな知識・技術に加えて多様化・複雑化したニーズに柔軟に対応できるスキルを持つこと、「誇れる病院」になるためには職員ひとり一人がはつらつと働くこと、そして組織としてその環境を整えることだと考えています。
当院は150床とコンパクトな急性期病院で、特に高齢者の急性期疾患の方が多くご入院されます。入院期間中、病室は患者さんにとって療養の場でもあり生活の場でもあります。少しでも安心してお過ごしいただけるよう環境を調えながらひとり一人の回復過程を支援していきたいと考えています。
看護部長室には、業務担当師長、教育担当師長、感染管理担当師長の3名が在籍し、組織横断的な働き方により、各所属内で起こった様々な課題を側面からサポートする役割を担っています。業務担当は、6月より電子カルテの導入や新たな看護記録のシステムや看護提供方式の導入など大きな取り組みが始まったため、現在はその対応に取り組んでいます。電子カルテは部門を超えて様々な問題が起こるため、各担当者と連携を図りながら対応しています。感染管理担当は継続してコロナの感染対策の他、様々な感染症対策を各部署へ周知徹底することに注力しています。また認定看護師でもあるため、院内外の施設での助言指導も定期的に行っています。教育担当は、院内の教育体制を構築し、スタッフの資質向上をはかることの他、新人看護師や中途入職者へのサポート体制を整理すること、看護学生への実習指導や就職活動への対応により、人材の定着や育成に寄与できるよう取り組んでいます。

3階病棟は整形外科、内科を中心とした地域包括医療病棟です。令和6年度の診療報酬改定により病棟機能が変更になりました。整形外科は上肢・下肢・脊椎等、主に周手術期の患者様が入院します。また、内科では肺炎や心不全等の治療を目的とした患者様が多く、全入院の約8割は緊急入院です。
地域包括医療病棟には急性期治療とともに早期にリハビリテーションを実施し、栄養管理や退院支援を行うことで在宅や回復期リハビリテーション病棟、または施設への退院を促進するという役割があります。そのため治療や加齢等に伴う運動機能低下の防止や退院後の生活を見据えた多職種連携によるカンファレンスにより、患者家族の意思決定を尊重した退院支援を行っています。
また、病棟看護で特に力を入れているのは口腔ケアです。高齢者の緊急入院で特にベッド上で食事をしなければならない患者様に対する嚥下スクリーニングの強化と口腔ケアの徹底に取り組んでいます。

4階病棟は消化器外科を主たる診療科としており、腹腔鏡下手術を中心に鼠経ヘルニア、胆石症、胃がん・大腸がんなどの手術、ストーマ造設、術後のドレーン管理など専門的な治療と看護に対応しています。がん治療に伴う身体的・心理的負担に寄り添いながら、術後の生活支援やストーマケア指導など、退院後を見据えた継続的な看護を大切にしています。また、整形外科・内科・脳神経外科・神経内科など幅広い診療科にも対応しており、術前から術後、退院後まで、患者様一人ひとりの思いや背景に寄り添ったケアを心がけています。早期離床やリハビリにも力を入れ、社会復帰や生活の質(QOL)の向上を目指しています。退院後も安心して暮らせるよう、地域の医療・介護機関と連携し、継続的な支援を行っています。世代を越えたスタッフのつながりと、笑顔あふれる温かな雰囲気が患者様へのやさしい看護につながっています。
5階病棟は内科病棟で、循環器・呼吸器・消化器・神経内科の患者様の加療を行っています。
当院は地域性により高齢の患者様が多く、入院経路は自宅・他病院・施設とさまざまで殆どが緊急入院です。そのため患者様やご家族の意向を尊重し、多職種とカンファレンスを行い連携を図りながら早期退院にむけて取り組んでいます。
また5階病棟では「口腔ケアチーム」を結成し、嚥下障害からの誤嚥性肺炎予防に取り組む活動をしています。口腔ケア物品の選択・ケアの施行状況などをケアチームメンバーが巡視をして病棟スタッフへフィードバックしています。
5階病棟は常に「ようこそ!」の精神で、新しく仲間になった看護職員や看護実習生の受入れを行っており、看護実習生からは優しい看護師が多いと評価を得ています。
患者様やご家族から「ありがとう」の一言をかけてもらうことで自分たちの看護に自信がもて、更に患者様やご家族にとって最高の看護になるよう日々努めています。

外来とは病院の玄関口であり、通院で診療や検査、治療・診療を受ける場所です。
外来看護師は疾病を持ちながら地域で生活を営む患者様やそのご家族に対し、生活が円滑に送れるように症状の改善や自己管理の支援を医師や他職種と連携して行っています。
当院では医師、看護師、メディカルアシスタントやクラーク、眼科の視能訓練士、指導等で理学療法科、栄養士、薬剤師、放射線科や生理機能等の検査技師、受付事務と多くの部門と関わりをもっており、職種を交えて疑問や問題を話し合う機会が多くあるため、連携が図れていると自負しています。
非常勤看護師も多く様々な就業形態ですが『就業形態に合わせ最大限力を発揮し、楽しく働ける環境』をあるべき姿として、1日に多くの患者様と関わる外来看護師として、的確なアセスメント力を持ち、患者様の思いをくみ、来院時よりも患者様の不安を軽減することで、患者様の支援ができるように日々頑張っています。
院内にけんしんセンターがあることで、病気の予防・早期発見に加え異常時に早期受診に結び付けています。
看護の特徴として、けんしんセンターに来るのは「患者様」ではなくて「受診者さん」であり対象は健康な人です。健康な人がより健康になるために、もしくは病気を早く見つけるために存在するため、「お客様」として丁寧な対応や言葉遣いが求められるという特徴もあります。また、1日にたくさんの人が受診するため、限られた時間の中で的確な検査をスムーズに実施し、結果に合わせて受診者さんに寄り添った指導を行うのが役割だと考えています。
非常勤看護師の多い部署となりますが、医師、事務職と連携を図りながら地域の健康のために力を注いでいます。
| 主な診療科 | 内科(循環器科 消化器科 リウマチ科 呼吸器科 糖尿病外来 神経科) 外科・消化器外科 乳腺内分泌外科 整形外科 リハビリテーション科 泌尿器科 眼科 皮膚科 放射線科 脳神経外科 婦人科 形成外科 耳鼻咽喉科 麻酔科 血管外科 禁煙外来 もの忘れ・頭痛外来 |
|---|
2025年4月から救急外来と内視鏡室は一つの部署になりました。二次救急指定病院として365日24時間突然の怪我や急病や急性増悪の患者様の対応をしています。各科ホットライン体制にて断らない救急外来を目指しています。内視鏡では、緊急時にも安全に検査、治療を行う体制を整備しています。
救急、内視鏡どちらも安全で迅速な対応が必要であり、短い接点の中で、患者様やご家族様が求めるニーズに迅速かつ丁寧に答えるよう、多職種で協力し合い、安心できる医療や看護を提供するよう日々取り組んでいます。緊急度の判断や最低限の情報から適切なアセスメントを行います。迅速な判断力、幅広い知識やスキルが求められます。緊迫した状況でも患者様が安心して診療が受けられるようやわらかい声掛けやわかりやすい説明ができるようにしています。
患者様やご家族様を思う気持ちが高く、入院後の状況を考慮し最善で円滑な対応を行います。自分を伸ばすことができる職場です。(398)
| 救急車台数 | |
|---|---|
| 2022年度 | 2553件 |
| 2023年度 | 2875件 |
| 2024年度 | 3063件 |
| 内視鏡件数 | |||
|---|---|---|---|
| 2022年度 | 上部2002件 | 下部909件 | ERCP108件 |
| 2023年度 | 上部2244件 | 下部847件 | ERCP119件 |
| 2024年度 | 上部2470件 | 下部868件 | ERCP137件 |
| 主な診療科 | 内科 外科 整形外科 脳外科 |
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手術室は2室で、消化器外科、整形外科、眼科、脳神経外科、血管外科、形成外科の手術を行っています。麻酔科医師、看護師、各科医師と協力して、手術が安全に行われるように努めています。
消化器外科では、大腸がん・胆石・鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術が多く、腸閉塞・急性虫垂炎・急性胆嚢炎などは、緊急手術を行っています。
整形外科では、大腿骨近位部骨折、上肢・下肢の骨折、肩・肘・股関節の手術などを行っています。
脳神経外科では硬膜下血腫洗浄術、眼科では白内障の水晶体再建術、血管外科では下肢静脈瘤血管内レーザー手術などを主に行っています。
手術が安全に終了し、患者様が苦痛なく退室できることを目標に、安全な職場環境とチームワークを大切にしています。
| 手術件数 | |
|---|---|
| 2022年 | 869件 |
| 2023年 | 927件 |
| 2024年 | 941件 |
患者総合サポートセンターは、患者様が安心して生活を送ることができる医療を目指し、入院前から入院中、退院後を見据えて、患者様一人一人の状況に応じた一連の医療を提供する為に、総合的なサポートを行っています。地域の中心となる病院として安心でき、信頼される関わりができるように患者様と家族との対話を大事にしています。
地域連携部門、医療福祉相談部門、入退院支援部門、病床管理部門の多職種が協働し情報共有に努め、当院は周辺地域に高齢者施設や障碍者施設が多いという環境で、地域施設との顔の見える連携に努めています。
入退院支援の専任の看護師が、患者様と家族、地域と連携し変化する意思決定を尊重しながら寄り添った入退院支援を行っています。
患者様の身体状況を予測した上で、医療処置の必要性や訪問看護の利用など、安定した療養生活を送る為の相談窓口となり、サポートを行っています。


