臨床検査は一般に「生理検査」と「検体検査」と大きく二つに分類されます。
「生理検査」は、直接人体からの情報を分析するもので、心電図検査や超音波検査、脳波検査などがあります。
「検体検査」は患者さんから尿、血液、痰、組織などの検体(材料)を採取し、それらを化学的に分析したり、形態学的に検査するものです。
生理検査室では、患者さまの不安を取り除き、安心して検査を受けることができる体制づくりを目指しております。
また、近隣の開業医の先生方などからの検査依頼についても積極的に受け入れておりますので、ぜひご利用ください。
心電図は心臓で起こる電気信号を波形として記録するもので、不整脈、狭心症、心筋梗塞、心肥大、伝導障害などの有無と調べることができる簡便な検査です。
24時間連続で心電図を記録する検査で、不整脈の種類と頻度、狭心症を調べます。記録装置は小型化、軽量化がすすみ、患者さまの負担は軽減されています。
心電図をモニター下に、ベルトの上を歩いたり、走ったりし、胸部症状および心電図をみる検査です。
規定の階段の上り下りをして、負荷前と負荷後の心電図の変化をみる検査です。
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓などの腹部臓器の病変を調べます。
心臓の機能や形態、心筋の動きや厚さ、弁の形や動きなどを調べます。
乳房、甲状腺など体表面にある臓器を調べます。
頚動脈、下肢動脈、下肢静脈の検査です。動脈硬化の評価にも有用です。
眼底の血管、網膜、神経を調べる検査で、網膜剥離や緑内障などの眼科疾患や動脈硬化の進行具合を調べます。
眼球内圧を測定する検査です。緑内障などの病気の有無を調べます。
当検査室では診察前検査も行っております。(一部の検査を除く)
その日のうちに結果知り、治療に役立てることができます。おおむね60分以内に結果を報告できるよう心がけています。
尿や、髄腋などを検査材料として、腎機能障害、糖尿病、髄膜炎などの疾患検査を行います。
肝機能、腎機能、糖・脂質代謝などの検査を中心に、血液などの体液に含まれる成分や活性を定量的に分析します。
血液中の成分の赤血球、血色素から貧血の程度、白血球の多さから炎症の程度などを診断します。
輸血検査、免疫学的検査、微生物学的検査、病理学的検査なども行なっています。
採血室では、主に臨床検査技師が採血を行っています。
以前採血時に気分が悪くなったり、アルコールで赤くなったりした方は、採血前にお申し出下さい。
また、採血中に気分が悪くなったり、しびれや痛みがあるときは採血を中断しますので、遠慮なく担当者にその旨お伝えください。
上からしっかりと、もまずに5分間は押さえてください。
血液がさらさらになるお薬をお飲みの方は15分くらい押える必要があります。
押さえが弱いと血が出たり、青くなったりすることがあります。